レジオネラ症

重要事項

  • レジオネラ菌は、1976年アメリカのコンベンションセンターで発生した重症肺炎の集団発生の原因菌として1977年に初めて確認されました。
  • レジオネラ菌の最も一般的な感染経路は、汚染された水源からの散水、噴射、噴霧に伴って発生する汚染されたエアロゾルを吸引することです。 また、特に感染しやすい入院患者の場合、汚染された水や氷を吸引することによっても感染する可能性があります。
  • レジオネラ症の潜伏期間は 2 ~ 10 日 (ただし、一部の集団発生では 16 日まで記録されている) です。
  • 治療薬はありますが、レジオネラ症に対するワクチンは今のところありません。
  • 呼吸不全を伴う進行性の肺炎やショック、多臓器不全により死亡します。
  • 通常、レジオネラ症の治療を受けなかった場合は、最初の 1 週間の間に悪化します。
  • 報告症例の 75 ~ 80 % は 50 歳を超えた人々であり、60 ~ 70 % は男性です。

厚生労働省のレジオネラ対策のホームページもご参照下さい。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000124204.html

ⓒWorld Health Organization

文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。

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