リンパ系フィラリア症
キーファクト(主要な事実)
- リンパ系フィラリア症は、リンパ系システムを侵し、身体の各部が異常に肥大化することがあります。 痛みや重度の障がいから社会的なスティグマに結びつくことがあります。
- 世界 39 か国、6 億 5700 万人以上の人々がリンパ系フィラリア症の脅威にさらされており、この寄生虫感染症の感染拡大を防止する予防的な化学療法を必要としています。
- リンパ系フィラリア症は、安全な薬剤の組合せによる予防的化学療法を毎年繰り返し行い、感染拡大を阻止することで撲滅することができます。 2000年以来感染拡大を阻止するため累積で 90 億回以上の投与が行われてきました。
- 2018年時点の感染者数は 5100 万人で、2000年に WHO の「世界リンパ系フィラリア症制圧計画」が開始されて以来、74 % 減少しています。
- WHO 戦略の実施が成功したことにより、8 億 7,100 万人が予防的化学療法を必要としなくなりました。
- 推奨される必須のケアパッケージは、リンパ系フィラリア症による病気を抱えて生きる人々の苦しみを軽減し、さらなる障がいの発生を防ぐことができます。
本件ファクトシートについては厚生労働省検疫所ホームページでも全文の日本語訳が公開されていますので、ご参照下さい。
厚生労働省検疫所ホームページ :リンパ系フィラリア症 について (ファクトシート)
ⓒWorld Health Organization
文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。