水銀
キーファクト(主要な事実)
- 水銀は自然界に存在する元素で、空気、水、土壌に含まれています。
- 水銀への曝露は、たとえ少量であっても、深刻な健康問題を引き起こす可能性があり、胎児や幼少期の子供の発育に脅威を与えます。
- 水銀は神経系、消化器系、免疫系、肺、腎臓、皮膚、目に毒性の影響を及ぼす可能性があります。
- WHO は水銀を、公衆衛生上の重大な懸念のある上位 10 の化学物質またはグループの 1 つとみなしています。
- 人々は主に、有機化合物であるメチル水銀を含む魚介類を食べることで、メチル水銀にさらされます。
- メチル水銀とエチル水銀は大きく異なります。 一部のワクチンに含まれる防腐剤として、チメルサール (エチル水銀チオサリチル酸ナトリウム) にエチル水銀が含まれていますが、健康リスクはありません。
ⓒWorld Health Organization
文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。