新生児死亡率

キーファクト(主要な事実)

  • 生後 1 か月は新生児が生き延びる上で最も脆弱な時期であり、2022年には 230 万人の新生児が死亡しています。
  • 新生児の死亡は2000年以来 44 % 減少しています。 しかし、2022年には、5 歳未満の子どもの死亡の半数近く (47 %) が新生児期 (生後 28 日間) に発生しています。 この時期は、人生の中で最も脆弱な時期のひとつであり、質の高い分娩期ケアと新生児ケアを強化する必要があります。
  • 2022年、サハラ以南のアフリカは、5 歳未満児死亡者数の 57 % (280 万人 (250 万人 ~ 330 万人) ) を占めていますが、出生数では世界のわずか 30 % にすぎません。 サハラ以南のアフリカの新生児死亡率は世界で最も高く、出生 1,000 人当たり 27 人、次いで中央 ・ 南アジアの新生児死亡率は出生 1,000 人当たり 21 人でした。
  • 早産、出生合併症 (新生児仮死 / 外傷、birth asphyxia / trauma) 、新生児感染症、先天異常は依然として新生児死亡の主な原因です。
  • 生後 28 日以内に死亡する子どもたちは、出生時の質の高いケアや、出生直後および生後数日間の熟練したケアや治療の欠如に関連した状態や病気に苦しんでいます。
  • 国際標準の教育と規制を受けたプロの助産師が提供する助産師主導の継続的ケア (MLCC) を受けている女性は、赤ちゃんを失う可能性が 16 % 低く、早産を経験する可能性が 24 % 低くなります。
ⓒWorld Health Organization

文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。

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