ノーマ(水がん)

キーファクト(主要な事実)

  • ノーマは、口腔と顔面の重篤な壊疽 (えそ) 性疾患です。 その発症機序は、非特異的な多細菌性細菌と、他の顧みられない熱帯病 (NTDs) と共通する様々な修正可能な危険因子およびその根底にある社会的決定因子と関連しています。
  • ノーマは主に 2 ~ 6 歳の子供が罹患し、貧しい地域に住む子供に多く見られます。 アフリカが最も罹患率の高い大陸ですが、アジア、アメリカ大陸、その他の地域でも症例が報告されています。
  • WHOの疾病負担に関する最新の推計は1998年まで遡り、年間 14 万人の発症者、77 万人の有病率が推定されています。 症例致死率は 90 % と推定されていますが、早期治療により大幅に減少することが実証されています。
  • 多くの症例が診断されず、未治療のまま報告されないのは、病気の進行が速いこと、症例致死率が高いこと、サーベイランスを含む医療体制が脆弱であること、関連するスティグマ、医療従事者や介護者のノーマに対する認識不足が原因です。
  • 一命を取り留めても、罹患した子供たちはしばしば、外見の損傷や、呼吸、嚥下、会話、視力の障害など、審美的および機能的重大な影響を残し、それがさらに社会的孤立、偏見、差別、そして、その結果としての人権侵害の一因となります。
ⓒWorld Health Organization

文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。

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