非感染性疾患
キーファクト(主要な事実)
- 非感染性疾患 (NCDs) により、2021年には少なくとも 4,300 万人が死亡し、これは世界的にパンデミック関連以外の死亡の 75 % に相当します。
- 2021年には、70 歳前に非感染性疾患 (NCD) で死亡した人の数は 1,800 万人に達し、これらの早死の 82 % は低 ・ 中所得国で発生しています。
- 非感染性疾患による死亡の 73 % は、低 ・ 中所得国で発生しています。
- 非感染性疾患による死亡のほとんどは心血管疾患によるもので、2021年には少なくとも 1900 万人が死亡していると推定されます。 次いで、がん (1000 万人) 、慢性呼吸器疾患 (400 万人) 、糖尿病 (糖尿病による腎疾患による死亡を含め 200 万人以上) の順となっています。
- これら 4 つの疾患グループが、早死にした非感染性疾患による死亡の 80 % を占めています。
- 喫煙、運動不足、アルコールの有害な摂取、不健康な食事、大気汚染はすべて、NCDによる死亡リスクを高めます。
- 早期発見、検診(screening)、治療、そして緩和ケアは、非感染性疾患への対応の重要な要素です。
ⓒWorld Health Organization
文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。