オンコセルカ症
キーファクト(主要な事実)
- 一般に「河川盲目症」として知られているオンコセルカ症は、回旋糸状虫という寄生虫によって引き起こされます。
- この寄生虫は、急流で繁殖する感染したブユ (blackflies) に繰り返し刺されることによって広がり、人間に感染します。
- 症状には、激しいかゆみ、外観を損なう皮膚疾患、視覚障害 (永久的な失明を含む) などがあります。
- この病気は主にサハラ以南のアフリカとイエメンの農村地域で発生しており、ラテンアメリカの一部にも小規模な流行地域があります。
- イベルメクチンを使用した集団ベースの治療 (集団薬物投与または MDA とも呼ばれる) は、オンコセルカ症を根絶するための現在の中核戦略であり、最低でも 80 % の治療カバー率が必要です。 メルク社は、イベルメクチンを「メクチザン®」というブランド名で寄付しています。
本件ファクトシートについては厚生労働省検疫所ホームページでも全文の日本語訳が公開されていますので、ご参照下さい(改定前)。
厚生労働省検疫所ホームページ :オンコセルカ症について (ファクトシート)
ⓒWorld Health Organization
文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。