ポリオ
重要事項
- ポリオ (急性灰白髄炎) は、主として 5 歳未満の子どもが罹患します。
- 感染すると 200 例中 1 例の割合で不可逆性の麻痺が起きます。 それらの内、5 % から 10 % では呼吸筋が動かなくなり死亡します。
- 野生ポリオウイルスによる症例は、1988年以降 99 % 以上減少しました。 当時の推定 35 万症例から2021年には 6 症例と報告されています。
- 感染した子どもが一人でもいるかぎり、全ての国の子どもたちにポリオ罹患のリスクがあります。 最後に残った国からポリオを根絶できなければ、世界的にポリオが再流行する可能性があるのです。
- 効果的な調査と予防接種システムのグローバルな構築努力により、ほとんどの国において、その他の感染症を含めた対処能力が高まっています。
本件ファクトシートについては厚生労働省検疫所ホームページでも全文の日本語訳が公開されていますので、ご参照下さい(改定前)。
厚生労働省検疫所ホームページ :ポリオについて (ファクトシート)
ⓒWorld Health Organization
文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。