新型コロナウイルス感染症の罹患後症状 (long COVID)
キーファクト(主要な事実)
- COVID-19 患者のほとんどは完全に回復しますが、一部の患者は 1 つ以上の身体系に中期から長期にわたる影響を及ぼす COVID-19 の罹患後症状 (後遺症) (post COVID-19 condition (long COVID) ) を発症します。
- COVID-19 感染者 100 人中約 6 人が COVID-19 の罹患後症状を発症します。
- データは限られているものの、COVID-19 の罹患後症状を発症する可能性はパンデミック初期よりも低くなっているようです。 しかし、ウイルスは依然として広く蔓延しており、新たな感染はすべてリスクを伴います。
- 疲労、息切れ、筋肉や関節の痛み、睡眠障害は、COVID-19 の罹患後症状の一般的な症状です。
- WHO は、COVID-19 の罹患後症状の管理のための臨床実施ガイドラインの開発に取り組んでいます。
- 医療提供者は、患者に症状の自己管理を指導し、症状を緩和するための薬を提供したり、必要に応じてリハビリテーション サービスを紹介したりすることができます。
厚生労働省から下記の資料が公開されていますので、ご参照ください。
「新型コロナウイルス感染症の罹患後症状 (いわゆる後遺症) に関する Q & A (令和 7 年 2 月 27 日改訂) 」
ⓒWorld Health Organization
文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。