リウマチ性心疾患
キーファクト(主要な事実)
- リウマチ性心疾患は、25 歳未満の人に最も多くみられる後天性の心疾患です。
- リウマチ性心疾患は世界で推定 5,500 万人が罹患しており、毎年約 36 万人の命を奪っています。 その大半は低 ・ 中所得国の人々です。
- この疾患は、A 群レンサ球菌 (レンサ球菌咽頭炎またはレンサ球菌扁桃炎) による喉の感染症に対する自己免疫炎症反応であるリウマチ熱の 1 回または数回の発症により、心臓弁が損傷を受けることで発症します。
- この疾患は、一般的に小児期に発症し、死または生涯にわたる障害につながる可能性があります。
- リウマチ性心疾患は、貧困対策や生活 ・ 住宅環境の改善を通じてレンサ球菌感染症を予防すること、あるいは、レンサ球菌感染症が発生した場合は抗生物質による迅速な治療を行うことで予防することができます。
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文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。