土壌伝播蠕虫感染症

キーファクト(主要な事実)

  • 土壌伝播蠕虫感染症を引き起こす寄生虫にはいくつかの種類があります。
  • これらの寄生虫はヒトの糞便中に存在する卵によって伝播するため、衛生環境や設備が整っていない地域の土壌を汚染します。
  • 子どもが感染すると、栄養的及び肉体的に障がいを負います。
  • 感染した少女や生殖年齢の女性にとって、出血は鉄欠乏性貧血を悪化させ、母子死亡率や低出生体重児のリスクを高めると言われています。
  • 対策の基本は、感染虫を根絶するための定期的な駆虫、再感染を予防するための保健教育、および感染卵による土壌汚染を減らすための衛生設備 (下水汚物処理及び飲料水) の改善です。
  • 感染制御のための安全で効果的な薬剤があります。

本件ファクトシートについては厚生労働省検疫所ホームページでも全文の日本語訳が公開されていますので、ご参照下さい。(改定前)

厚生労働省検疫所ホームページ :土壌伝播蠕虫感染症について (ファクトシート)

ⓒWorld Health Organization

文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。

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