トランス脂肪

キーファクト(主要な事実)

  • トランス脂肪またはトランス脂肪酸 (TFA) は、工業的に生産された、または天然由来の不飽和脂肪酸です。
  • 毎年、世界で最大 278,000 人の早期死亡が、工業的に生産されたトランス脂肪の摂取に起因している可能性があります。
  • トランス脂肪は動脈を詰まらせ、心臓発作や死亡のリスクを高めます。
  • 工業的に生産されたトランス脂肪は、マーガリン、野菜ショートニング、バナスパティ ・ ギー、揚げ物、クラッカー、ビスケット、パイなどの焼き菓子に含まれています。 屋台やレストランの焼き物や揚げ物には、工業的に生産されたトランス脂肪が多く含まれています。 トランス脂肪は、反芻動物 (牛、羊、ヤギなど) の肉や乳製品にも自然に含まれています。 工業的に生産されるトランス脂肪も、自然界に存在するトランス脂肪も、同様に有害です。
  • 工業的に生産されるトランス脂肪は、食品のコストや味、入手しやすさを変えることなく、それを排除し、より健康的な油脂に置き換えることができます。
  • WHOが成人に対して推奨しているのは、トランス脂肪の摂取を総エネルギー摂取量の 1 % 未満に抑えることであり、これは 2000 カロリーの食事であれば 1 日あたり 2.2 g 未満となります。
ⓒWorld Health Organization

文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。

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