1月28日、マラリアが流行している国やパートナー組織の代表者がWHOのバーチャルフォーラムに集まり、「マラリアのための世界技術戦略2016 – 2030」に関するフィードバックや見解を共有しました。 多様な利害関係者からの意見は、2021年6月に発表される最新の戦略に反映される予定です。
過去20年間でマラリアの罹患者数と死亡者数を激減させた目覚ましい成功にもかかわらず、ここ数年の進展は停滞し、加えて多くの高疾病負担国で後退が見られています。2020年にCOVID-パンデミックが出現したことで、世界中のマラリア対応に深刻な困難が加わりました。世界規模でこの病気の方向性を変えるためには、緊急かつ協調した行動が必要です。
更新された戦略は、WHOの第13次一般作業計画 (2019 – 2023年) および3つの10億の目標、ならびに持続可能な開発目標および世界的な普遍的な保健医療の提供 (UHC) 計画と完全に整合したものとなっています。この戦略では、より広範な保健医療提供システムにマラリ医療サービスを統合させることと、マラリア関連のデータを作成、分析、利用するための各国の能力の強化を求めています。 また、改訂された戦略では、多くの部門の対応を促進することを目的として、マラリア対策をすべての政策に組み込むことを求めています。
