WHOは、薬剤耐性結核 (DR – TB) 治療のため、患者個人データ (IPD) データベース (DR – TB – IPD)を発表します。 このデータベースには、1 万人以上の薬剤耐性結核患者の治療成績が含まれています。
今後数ヶ月の間に、現在McGill大学に保管されているIPDのデータ等が、データ所有者の同意を得てユニバーシティ ・ カレッジ ・ ロンドン (UCL) に移管されます。 その後、UCLチームは、DR – TB – IPDのガバナンス構造、データベースの内容に関する概要、データ提出の条件、DR – TB – IPDからのデータの利用方法などの重要な文書を公開する予定です。 今後、DR – TB – IPDをさらに充実させ、最新の情報を提供するために、データの公募を行う予定です。
薬剤耐性結核は、公衆衛生上の大きな問題であり、患者、地域社会、医療システムに多大な悪影響を与えています。 各国のプログラムや研究グループが共有している個人参加者のデータの利用は、知識やエビデンスに基づいたガイドラインの作成に役立っています。