1月は子宮頸がん啓発月間です。 今年、国際がん研究機関 (IARC) は、子宮頸がんの世界的な課題に取り組む IARC の影響を示す 3 種類の研究プロジェクトに焦点を当てます。
今回紹介するのは、以下の 3 つです。
- 子宮頸がんの原因物質である高リスク型ヒトパピローマウイルス (HPV) に対するワクチン接種、
- 資源に乏しい環境における子宮頸前がん病変の治療、
- リスクを抱える人々の子宮頸がんスクリーニングプログラムの普及向上に関する事業
子宮頸がんは完全に予防できる数少ないがん種であるという特徴があります。 このがんの大部分 ( 99 % )はヒトパピローマというがん原性のあるウイルスに感染することで発症します。 このウイルス (HPV) は極めてありふれたもので、性交渉で伝播します。
HPVワクチンは予防に最も有効で、それ以外の対処の手段もあり、多くの国で実施されています。 それにもかかわらず2020年には新規の罹患者が 60 万人を超え、世界で 34 万人が死亡しています。
「子宮頸がんを予防するためのスクリーニングと治療のための新しいWHOガイドライン」はIARCのウエブサイトをご覧ください。