WHOの 3 地域事務局 (東地中海、アフリカ域、欧州) は、エジプトのシャルムエルシェイクで難民と移民の健康に関する第 2 回 ハイレベル会合を開催しました。
現在、3 地域の国々で受け入れられている難民 ・ 移民の総数は推定 1 億 7,100 万人で、これは世界全体の難民 ・ 移民のほぼ 3 分の 2 にあたり、東地中海地域は、WHOの中で最も多くの難民や国内避難民 (IDP : internally displaced persons) が存在する地域です。 世界の難民の半数以上はこの地域から発生しており、その大半はこの地域に留まっています。
WHOヨーロッパ地域では、現在、53 の加盟国の一つであるトルコでの地震への対応に加え、ヨーロッパ全域で 800 万人を超えるウクライナからの難民が記録され、第二次世界大戦後最大の避難民への対応を継続しています。
声明では、「WHOアフリカ、ヨーロッパ、東地中海地域とこの会議の参加者は、ユニバーサル ・ ヘルス ・ カバレッジの達成に向けた進展を強化し、難民や移民を移住ルートや人道的環境における国の健康政策や計画に含めることを促進するために協調して行動することを約束する」と述べています。
声明はまた、「代表者はまた、気候変動、強制移住の根本原因、難民や非正規移民のヘルスケアへのアクセスなど、私たちが集団で直面している最も差し迫った問題に取り組むため、移住ルートを越えてパートナーシップを構築し、協力の機会を特定するために協力することを約束する」と明記しました。