国際障害者デー (12月 3日) に先立ち発表された「障害者の健康の公平性に関するグローバルレポート」は、体系的かつ持続的な健康格差のために、多くの障害者が障害のない人に比べてはるかに早く (最大で20年早く) 死亡するリスクに直面していること、そして慢性疾患を発症するリスクも高く、喘息、うつ病、糖尿病、肥満、口腔疾患、脳卒中のリスクは最大で 2 倍となることを示しています。
これらの健康上の成果の差の多くは、根本的な健康状態や障害によってもたらされるのではなく、回避可能で不公平かつ不公正な要因によることを説明することができます。
この報告書によると、世界で重大な障害を持つ人の数は 13 億人に上ります ( 6 人に 1 人 ) 。 この事実は社会のあらゆる側面において、障害者の完全かつ効果的な参加を実現し、健康部門において広範な参加(inclusion) ・ 利用のし易さ(accessibility) ・ 非差別 (non-discrimination) の原則を根付かせることの重要性を強調し、これらの障害者の健康の公平性を確保することで世界の保健の優先事項を前進させることができ、より大きな利益をもたらします。
本報告書は、学術研究の最新のエビデンスと、各国および障害者団体を含む市民社会との協議をもとに、政府が取るべき保健分野全般にわたる 40 のアクションを概説しています。