ダイオキシンとその人体への影響

重要事項

  • ダイオキシンは、化学的化合物の一種で、難分解性の環境汚染物質(POPs)です。
  • ダイオキシンは、世界中の環境に存在し、食物連鎖、特に動物の脂肪組織に蓄積します。
  • ヒトへの暴露の90%以上は、食物、主として肉類、乳製品、魚介類を通じてである。多くの国では食糧供給を監視するプログラムを持っています 。
  • ダイオキシンは非常に毒性が強く、生殖や成長面の問題を引き起こす可能性があり、免疫システムやホルモンに障害をもたらし、発がん性もあります。
  • ダイオキシンはどこにでも存在しているため、全ての人々は潜在的な暴露を受けているが、必ずしも人体に影響を与えているわけではありません。しかし、毒性が極めて強いため、潜在的な暴露を減少させる努力が必要です。
  • 人体への暴露を予防し減少させるには、その発生源への直接的な対策が一番です。例えば、ダイオキシンの生成を減らすために工業的工程を厳しくコントロールする対策などです。
ⓒWorld Health Organization

文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。

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