衛生設備

キーファクト(主要な事実)

  • 2022年には、世界人口の 57 % ( 46 億人 ) が安全に管理された衛生サービスを利用していました。
  • いまだに 15 億人以上の人々が、私有のトイレや仮設トイレといった基本的な衛生サービスを利用できていません。
  • このうち、4 億 1900 万人が、道路の側溝や茂みの陰、水辺など、野外で排泄しています。
  • 2020年には、全世界で発生する生活排水の 44 % が安全な処理なしに排出されています [1] 。
  • 世界の人口の少なくとも 10 % は、排水によって潅漑された食物を食べていると考えられています。
  • 劣悪な衛生環境は、不安、性的暴行のリスク、教育や就労の機会損失などの影響により、人間のウエルビーイングや社会的 ・ 経済的発展を低下させます。
  • 劣悪な衛生環境は、コレラや赤痢などの下痢性疾患、腸チフス、腸内寄生虫感染症、ポリオの感染に関連しています。 それは、発育阻害を悪化させ、抗菌剤耐性の蔓延にもつながります。

[1] UN Habitat and WHO, 2021. Progress on wastewater treatment – Global status and acceleration needs for SDG indicator 6.3.1. United Nations Human Settlements Programme (UN-Habitat) and World Health Organization (WHO), Geneva.

ⓒWorld Health Organization

文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。

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